みなさんはテレビなどで、株主総会の様子を見たことはありますか?
株主総会には、株主優待がもらえる権利確定日までに、株を購入して株主になると、誰でも参加することができます。GMOインターネットの株主総会では、毎回お土産がもらえるなど、人気が高い株主総会の一つです。
私自身、GMOインターネットの株主総会には、毎年参加しています。そこで、GMOインターネットの株主総会についてご紹介します。
GMOインターネットの株主総会の雰囲気
株主総会とは、株主を集めて会社の重要事項を決定する会議です。会社にとって、株主総会は一大イベント。たとえば、「定款の変更」や「取締役・監査役の選任」や「役員報酬」「株主への配当」といった重要事項を決定します。
会社側が提示した案に対して、株主総会に参加する株主が、賛成か反対かの意思表示を行います。(株主総会に参加することができなくても、株主に送付される「議決権行使書」というハガキに、会社が提示した案に対する賛否を返送することで、票になります)
GMOインターネットは、競争が激しいインターネット業界でトップを走り続けている企業の一つです。常に業績をあげているGMOインターネットの株主総会で、経営者や取締役の考え方を知るだけでも、とても勉強になります。
GMOインターネットの株主総会のスケジュール
- 事業説明(今後の事業の展開や決算報告)
- 質疑応答
- 決議(定款の変更や取締役・監査役の選任など)
このようなことが、株主総会で約2時間をかけて行われます。株主総会で行われることは、基本的にどの企業も同じです。
GMOインターネットの株主総会では、事業内容の説明は、会場内に複数あるスクリーンを通して映像で行われます。GMOインターネットの事業内容について詳しくない人、はじめて株主総会に参加した人でも、事業内容の映像を見れば、会社の方向性が理解できるようになっています。
事業内容の映像を見ていて疑問点が浮かんだときは、質疑応答の時間に質問をして、疑問点を解消していきましょう!
気になる仮想通貨事業
2017年から話題を集めているのは、何といっても「仮想通貨」ですよね。
GMOグループでも、仮想通貨事業に参入をしていて、GMOコインが仮想通貨の運営を行っています。大手仮想通貨取引所のコインチェックでは、仮想通貨が流出して、一時的に出入金ができなくなるといった大事件も起きましたよね。
2018年3月21日に行われた株主総会では、GMOコインが行っている、安全性への取り組みについての説明が重点的に行われました。
【GMOコインが行っているセキュリティ対策】
- ユーザーから預かった資産は、GMOコインの資産とは別に管理
- 資産はコールドストレージによる管理(インターネット回線から隔離してハッカー対策)
- マルチシグネチャ対応(仮想通貨の取引をする場合、複数の秘密鍵が必要)
- 送金や入金時には、二段階認証が必須
- SSL化でログイン時のパスワードを暗号化
- ログイン時にはメールで通知
GMOコインはサーバー攻撃対策、セキュリティ対策の強化に力を入れている、安全性の高い取引所ということが分かりますね。
GMOコインは、幅広いインターネットサービスを提供しているGMOグループの一つ。GMOグループで長年培ってきたセキュリティ技術を取り入れて、仮想通貨の運営を行っていることもあって、信頼感もありますね。
株主総会での質疑応答の雰囲気
株主総会は会社の風潮を肌で感じることができるのが魅力の一つ。
株主になっても、普段は経営者に質問をする機会はありませんよね。株主総会では、経営陣に質問をすることができたり、企業が提供しているサービスについての改善案も提案できる、とても貴重な機会になります!
GMOインターネットの株主総会では、質疑応答の時間を1時間程度設けています。また、質問は多くの株主からの質問を受け付けるために、基本的には一人につき質問は一回までと伝えられます。
会場は広めですが、質問はとてもしやすい雰囲気で、どんな質問に対しても丁寧に回答してもらえます。また質問だけではなくて、GMOグループが提供しているサービスについての意見や株主優待についての要望についても、一つの意見として聞き入れてもらえます。
今後の経営の方針を経営者に直接質問して、今後も投資先として期待が持てるかどうか、判断する材料にもなりますね!また、質問に対してどのように返答があるか、という点にも注目してみましょう。
株主からの質問には誰が答える?
GMOインターネットの株主総会では、株主からの質問には、基本的に社長が答えます。
ところで、会場には社長の他、様々な部署に在籍している取締役が出席しています。
GMOインターネットグループが提供している、インターネットインフラのシステムに関する質問など、専門性が高い質問は、その分野に詳しい取締役が返答する場合があります。
休日開催が嬉しい
多くの企業の株主総会は、平日に行われます。カレンダー通りに出勤する社会人なら、株主総会に参加することは難しいですよね。
GMOインターネットの株主総会は、毎回、祝日を含む休日に開催されています。2017年12月期の株主総会は、2018年3月21日(春分の日)に行われました。
株主総会の開催場所は、東京都渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルで毎回行われます。休日に開催されるので、地方に在住している方でも参加しやすいですね。
休日に株主総会が行われることもあって、GMOインターネットの株主総会は幅広い年代の株主が参加しています。
お土産がもらえます
株主総会でのお土産の配布は、多くの企業で廃止が相次いでいます。
そんな中、GMOインターネットの株主総会では、毎年お土産が配布されます。
2017年12月期の株主総会では
- ビットコイン(1,000円相当)
- 特製ボールペン
- ミネラルウォーター
- ビットコイン型チョコレート
がもらえました。お土産の内容は毎年変わります。昨年の株主総会では、ビットコインの代わりにGMOくまポンのギフト券が配付されました。
お土産は、GMOインターネットの手提げ袋と一緒に受け取ることになります。手提げ袋はお弁当袋としても重宝しますよ。
まとめ
GMOインターネットの株主総会についてご紹介しました。
GMOインターネットの株主総会は、お土産の配付もあって休日に開催されます。平日は休みを取れない社会人でも、参加しやすい株主総会なので、株主になってぜひ株主総会に参加してみましょう。